今年もとうとうこの季節がやってきました

今年は、急に寒くなって何を着たらいいのか、どこまでしていいのか。そんな事を考えていてふと思ったことがあった。「去年の今頃は一体何をしていたのだろうか」という事である。

去年の今頃といえば、間違いなく冬である。冬の楽しみの1つといえば、スノーボードであろう。関西在住の私たちは、雪を見ると恥ずかしい話ではあるが、どうもテンションが異様にあがってしまうのである。
そんな私は、毎年、長野県にある白馬にすべりに行く。白馬といえば、日本有数のスノーフィールドが点在しているため、ゲレンデも数多く存在し、コースも大変充実している。また、ゲレンデ自体がゆったりとしている為、初心者にでも何とかなるコースが多いという印象を受ける。おそらく、このことによってリピーターは後を絶たないのであろう。

私は、毎年スキーウェアに飴とチョコを忍ばせている。もし、遭難したときのためにと、毎回母が幼い私のポケットにチョコレートと飴を入れてくれていた為、それがちょっとした習慣にでもなったのであろう。
昔は、よく家族で白馬のスキー場に行っていたのだが、いつも、決まって父親はリュックを背負って滑っていた。リュックの中には、封を切っていないカイロとチョコレート、温かいお茶のポットとお水、さけるチーズとバナナが1本入っていたことを記憶している。幼稚園に上がったばかりの妹にスノーボードを教えていた父は、集中力のない妹のために重たいリュックを背負っていたのであろう。ゲレンデで頑張って滑っている人々を横目にお茶を楽しむ父と妹の姿を何度となく目にしてきた。だからであろうか、ゲレンデに行くたびに、少し重そうなリュックを背負った父と父に手をひかれながら愛らしく歩く妹の姿を思い出し微笑ましくなる。

その微笑ましい気持ちと母からの優しいチョコレートをポケットにいれて、私は友人たちと次の日の筋肉痛の存在を忘れ無心に1日滑り倒すのである。滑り終わった後の温泉の存在を楽しみに思いながら・・・。